圓福 第97号
 今年は、北朝鮮の度重なるミサイル発射により、一触即発、戦争が、実際に起こりうる可能性について、真剣に考えざるを得ない状況になって参りました。コンピューターやロボットなどが活躍し、世界中の情報が簡単に手に入る近代化の時代になっても、人間の欲望は果てしなく、未だに世界のあちこちで人が争い合って、傷つけ合う、痛ましい紛争が絶えません。円空立信上人は、「くもりゆく人の心の末の世を昔のままに照らす月影」とお歌を残されています。便利になればなるほど、楽になればなるほど、豊かになればなるほど、人の心は、煩悩でくもって行くばかりです。自分たちの都合の良いように自然を破壊し、公害をまき散らし、ついには地球の気候まで影響を与えてしまっています。それでも地球は昔のまま、変わらずに私たちを支えてくれています。ご先祖さま、先立たれた方々、可愛かった動物たちも昔のままずっと私たちを見守り続けて下さっています。
 さて、来年も円福寺では、ご来寺の方々に喜んで頂けるよう、改修工事を進めて参ります。お寺の格式ある、分かり易い入口に模様替えし、塀の改修等も行い、本堂前の駐車場も広げます。今回、そのために多額のご寄付も頂きました。工事中は、何かとご不便やご迷惑をおかけ致しますが、何卒、ご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。どうぞ、今後も円福寺に暖かいご支援を心よりお願い申し上げます。左記の通り年末年始の行事を勤めます。先立たれた尊い命に今年一年の感謝の祈りを捧げて、来年がご家族皆様の良き年になりますよう是非、ご近所、ご家族、お誘いあわせ、お参り下さい。
合掌
記
●十二月十七日(日) 今年よりご要望が多い日曜日に勤めます
| 午前十一時三十分 | 粗飯呈上
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| 午後十二時三十分 | 説教(当山住職他)
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| 一時三十分 | 総回向(読経、追善供養)
 祠堂施餓鬼(永代祠堂をあげられているお方は受付にてお申し付け下さい)
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●十二月三十一日(大晦日)
| 午後十一時 | 塔婆、お札お焚き上げ(今年一年の古いお守りや塔婆を一枚百円にて回向して焚きあげます)
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| 午後十一時三十分 | 除夜の鐘(先着順にて。大根汁接待致します)
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●一月一日~二日(二日間)
| 午前十時~午後三時の間随時受付 | 厄除け祈願(お守り授与)こぶ茶
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●平成三十年度年回早見表
一周忌 平成二十九年  
三回忌 平成二十八年  
七回忌 平成二十四年
十三回忌 平成十八年
十七回忌 平成十四年
二十三回忌 平成八年
二十七回忌 平成四年
三十三回忌 昭和六十一年
三十七回忌 昭和五十七年
四十三回忌 昭和五十一年
五十回忌 昭和四十四年
百回忌 大正八年





















