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圓福 第64号

謹啓
 連日、テレビや新聞などで取り上げられていますが、先月、三月十一日午後二時ごろ、三陸沖を震源に国内観測史上最大の地震が発生し、津波や火災で多数の死傷者を出す、大惨事が起きました。被災された方々の心の内を考えますと、言葉もありませんが、亡くなられた方々のご冥福をお祈り致しますと共に、復興のために、できる限りのご協力をさせて頂きたいと考えております。被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
 今年の入り、ようやく少し景気低迷から上向きつつあるかと思われましたが、今回の地震で、日本は、大きなダメージを受けました。莫大な費用がかかる復興の問題、人災とも言える原子力発電所放射能漏れの問題、そして火山も多く、地震大国である日本人が持つ、自然災害に対する恐怖など、漠然としてはいますが、多くの問題を抱えて、未来にますます希望の光が、見えなくなりそうです。けれども、くじけてばかりもいられません。先人達に学び、前に進むしかありません。今こそ過去の歴史に学び、先人の知恵を頂き、未来が、よりよい世界になるよう邁進して行かなくてはなりません。

  さて、昨年に引き続き、法然上人の生涯についてすすめて参ります。


○法然上人について○
ある晩に法然上人は、夢をご覧になりました。峰が高くそびえた大きな山があり、山のふもとには、また、大きな川があり、河原が広々として広がり、美しい林は遙か彼方へと続いているところでした。太陽が傾く西の方角に目を向けられると、紫色の雲がこちらへとたなびき、中から、一人の僧侶が現れました。腰から下が、金色で、腰から上は墨染めの衣でした。あまりに有り難い光景に合掌され、「あなた様はどなたでしょうか」と尋ねられると、「我は善導である、そなたが、念仏を勧めることは、私の思いに叶うことだ」と、仰せられました。これが、有名な二祖対面です。これをもとに、浄土のお仏壇は、右に善導さまの半金色のお姿を、左に法然上人をおまつりします。法然上人は、夢の中ですが、善導大師より直接に、自分自身が勧めてきた、お念仏の教えが間違っていなかったことを告げられ、感激されました。これより日本中に法然上人のお念仏は広まりました。

 今年は、法然上人が亡くなられて、八百年の大遠忌です。圓福寺の納骨塔も百年前に法然上人の七百回忌を記念して建立されました。納骨塔に納めてございますご先祖様のご供養は、もちろんのこと、新に納骨も受け付けます。尊い法然上人のお念仏の教えに出会えたことに感激をして、心を込めて是非、ご近所お誘い合わせてお参り下さい。

合掌



2011年     
4月16日(土)
午前11時半 昼食接待

午後12時半
住職説教
1時半 御忌塔婆回向法要
2時半 法然上人御忌法要

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